レガートの捉え方

レガートすなわち音をなめらかに繋いで演奏する際、指で繋ごうとしたり、肘の動きで繋ごうとする方は多いと思います。

しかし、それらはいずれも下から上に向かって音を作り出そうとしている打鍵・耳の使い方であり、前に別の記事でお伝えしたピアノはテコの原理という点から考えると理にかなっていないやり方なのです。これでは、音楽のスケールも小さくまとまってしまい、ホールでも響きません。

 

レガートの本質とは、打鍵後の響きを空中で繋げる、というイメージをもつことから始まります。

日本は湿気のある空気や住宅環境の影響もあり倍音が全く響かないため、すぐ減衰する音を繋げようと指や肘でレガートをするという発想になってしまいがちです。ですが、空中で響くペダルに含まれた柔らかな倍音を、耳でレガートにする意識が、音楽を更に立体的に奥行きをもって捉えることができるコツなのです。

それには、柔軟な手首・ペダル・そして耳の使い方が求められることは言うまでもありません。

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